【読了】イノベーションのジレンマ

「イノベーションのジレンマ」(著者:Clayton M. Christensen)読了。
【参考】https://goo.gl/Ju1669

言わずと知れたハーバードビジネススクールプレスの名著であるが、忙しさにかまけてほったらかしにしていた書籍をようやく読み終えた。

『本書でとりあげるのは、業界をリードしていた企業が、ある種の市場や技術の変化に直面したとき、図らずもその地位を守ることに失敗する話である。どこにでもある企業ではなく、優良企業の話である。』として、序章が幕を開けるわけだが、とても興味深い内容であった。

先日もシャープが鴻海に買収されたわけであるが、これは決してシャープの経営が怠慢だったからでもなかったであろうことが、ふと思い起こされた。
なぜ、業界のリーダーたる地位に在るエクセレントカンパニーが、商品開発やマーケティングを駆使し、顧客の声に応えようと懸命であるにも関わらず、まるで神様に見放されたかのように、その表彰台から堕ちていくのか、改めて、その因果を解き明かしてくれたように感じる。

内容については、ビジネススクールの教材ということもあり、少々経営学に関する話に触れておいたほうが読みやすいとは思うが、経営に興味のある人であれば、容易に読み解けるレベルであろうから、多くの人にお薦めしたい良書である。

はてさて、デジタルモンキーズはまだまだエクセレントカンパニーなどと呼べるほどの代物ではないが、一つの会社を経営するものとして、このことは肝に命じて舵取りしていきたいものである。
チャールズ・ダーウィンの自然選択説よろしく環境変化に最も順応な会社として生存競争を駆け抜けたいと思う。。

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