アジア進出ハンドブック(三菱東京UFJ銀行国際業務部)読了。
アジア主要13ヶ国の進出に際しての要所を掻い摘んだ本。
当たり前のことかもしれないが、多くのアジア諸国で言えることは、製造業などは雇用創出面や技術獲得面から積極的な外資誘致方針がある。
一方でアジア通貨危機を経験した多くの国々が、金融面で多くの規制が見られる。
また、小売業のような内需型産業は、外資が比較的参入するにはコスパが見合わなかったり、ハードルが高い、時には、外資100%を認めていない国も散見された。
今回、僕がこの書籍を手に取ったのは海外展開を検討しているクライアントと協力し、海外展開に関して指南するコンサルタントと話を進めていくことから勉強を兼ねて読み始めたわけだが、結論から言うと、既に海外進出に実績のある日系製造業の情報が背景にありそうで、小売業やサービス業といった分野として知りたい情報は薄いように思われた。
ただし、その一方で各国の生活環境や環境リスクへの対応、医療機関の状況等については、一定程度参考になる。
はてさて、どこでどういう展開を図る事が、ROIを最大化できるのか…。僕のイメージは、まだ霧の中にあるわけです。。