仕事を受けるという事は、取引をするという事だ。いわば、契約行為であり、取引主体の債権債務の取り決めについて合意形成を為すということだ。
従って、仕事を受けるに際して予め決めるべきことは、
- いつから、いつまでの期間
- どこの国、地域、はたまた会社に
- (デジタルモンキーズが)
- 何を
- 何のために
- 幾らの対価で
為そうとするのか、自らの実現可能性や仕事の完成度と照らし合わせて考える事だろう。
その時の判断基準について、人々は、何処を拠り所とするのだろう。市場価格が存在するようなケースでは、さほど問題がないのかもしれない。しかしながら、カスタマイズされた特異な任務においては、そもそも市場価格に曖昧性があって、価格の幅は広く、価格弾力性も小さいのが一般的だ。
価格について触れたが、そもそも、お金の問題だけで語れるのだろうか…。
僕はこのような問題に直面した時、いつも漫画シティーハンターを思い起こす。新宿駅東口の掲示板に、もう後がない事を示すxyzの暗号、仕事を引き受ける際の判断基準、そして、受け取る報酬の額。仕事とはかくあるべきかな…。はたまた、フィクションのストーリーと斬って棄てるべき話かな…。試行錯誤、試行錯誤。
良心の呵責に苛まれるような仕事はしない。その上で、仕事の難易度を見積もって、対価を弾き出す。仕事の難易度とは、誰よりも仕事を手際よくやって見せるという自信のようなものかな。
営業畑を耕し続けて幾星霜、色々なモノやサービスを売り歩いてきた僕だが、魂というやつだけは”not for sale”だったと振り返る。。