猫カフェづくり@自由が丘

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この1週間くらい猫カフェづくりに勤しんでました。今日は猫カフェに関する仕事について少し書いていこうと思います。

まず、受託業務の範囲は単に新規事業の猫カフェを立ち上げるということだけに留まらず、その後の管理運営というところまで広く包含する形で業務を受託しています。ゆえに、設備やオペレーション等といったハード面の設計だけでなく、ブランド育成、コンセプトのメンテナンス、従業員育成等といったソフト面を含めて、経営全般をサポートすることが業務領域ということになります。

実務的には、次の二つに大別できます。

  1. 新店立ち上げ
  2. 既存店における管理運営

 

1.新店立ち上げ

新店立ち上げのメインとなる業務は、当然、オープン日に合わせて店舗を作り込むことにあり、ハード面の整備が中心となります。もっとも時間を要すのが施工。今回の店舗では、猫が遊ぶためのブランコを工作してみました。ダークオーク調のニスでオールド感を演出し、マニラ(麻)ロープで天井から宙吊りに。その他は、従来と同様な施工で仕上げましたが、当然、現場というのは様々で、今回も現地に訪れると予想しないようなハードルが幾つかあり、そういうったものを幾つかの工法の選択肢を織り交ぜて一つ一つ解決していくことも大事な仕事となります。最後は運営に必要不可欠な備品類を調達して、取引先スタッフの方々へオペレーションを伝えて、立ち上げ業務は一段落します。

オープン後は、オープンチラシなどを見て多くのお客様が来店されるので、改めて、想定した顧客導線などを確認し、差分を埋めていく作業。

こちらは土日と二日間しかなく、また、営業時間中に工事はできないことから、非常にタイトな中での微調整をしなければなりません。サービスのシステムは顧客に理解しやすく訴求できているか、当該店舗に猫カフェというサービスが存在することを多くの人々の目に触れるように設計できているか、通りを行き交う人々へのアイキャッチはどうか、などなど点検項目は多岐にわたります。

 

2.既存店における管理運営

店舗が立ち上がると、運営面へとシフトします。具体的には、継続的に売上を向上させていくための施策立案や運営、また、コスト削減といったことが主テーマとなります。

近年はスマートフォンの普及に伴い、人々が手軽にインターネットへアクセスする時代となり、また、チェックインをSNSなどで広く共有する仕組みも若い世代を中心に習慣化されつつあります。このような時代背景を受けて、当然、企業もその市場環境の変化に対応していかなければなりません。Webサイトの更新はもちろん、Facebookページの登録と運営、InstagramやLINEの利活用を通じて顧客とのコミュニケーションを図ることも重要な仕事です。また、店舗の近隣地域にて何かをスマホで探すことも珍しくなく、Googleマップへの店舗登録やぐるなび等への登録も、店舗を見つけてもらうためには外せない要諦と言えるのではないでしょうか。

これらにおける注意点は、ファースト・インパクト、第一印象だと思っており、使用する写真には細心の注意を払っています。光量、被写体の様子など、目を引くための写真はどうあるべきか何回も撮影し、選りすぐりの一枚を使用するように僕は心がけています。

猫カフェという業態のサービスを利用された方は、この国で誕生したサービスとは言え、まだまだ少数派で改善の余地は多分にあると僕は考えています。先日も既存店を巡回していましたら、外国の方が非常に興味深く猫カフェを眺めており、拙い英語で「May I help you ?」と話しかけてみると、どのような料金かなど幾つかの質問をいただきました。実際、外国人旅行者の方々の売上シェアというものもそこそこあり、英語表記や中国語表記のPOPを幾つかの店舗で配備しました。より多くの方々にサービスを利用いただけるよう、日々精進し、より快適な空間を創造できるよう今後もtry & errorを繰り返しながら、善処していきたいと思います。。

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