ニーズ志向とシーズ志向なんて言うと、ビジネス流行語としては随分と古いキーワードで、もはや死語かもしれない。コア・コンピタンス経営なんていうのも、そうかもしれない。
そう考える一方で、僕はこのような教えを大事にしている。顧客のニーズを考えることは企業経営を考える際にとても大事だと思うが、それだけだと特色のない面白みのない会社になってしまう。だから、僕らはこうしたいっていう意思の塊みたいなものを世に問うチャレンジングな姿勢というやつがある方が、僕は良いと思う。だから、やはりシーズ(Seeds)も同じくらい大事だ。
コア・コンピタンス経営とは、いわゆる自社の競争力源泉を磨き、それを活かす経営なわけであるが、そのためには、そもそも自社のコア・コンピタンスが何かを予め定義しなければならない。また、それが他社と比較して圧倒的にその力で抜きん出ていなければならない。意思決定のスピードとか、柔軟性などというのは少し抽象的で、多分このような類のものというのは無理矢理定義している感が拭えない。できうるならば、数値化できて誰の目にも明らかなくらいのやつがいい。
こういった過去もてはやされたビジネス流行語に改めて着目してみると、そのようなことを愚直にやっている経営と、そうではなく日々のトレンドに流される経営とでは、前者の方が上手くいっているように僕は思う。ブレない態勢。流行り廃りがある中で、芯のところはシッカリとしている。そういうことが、ファンを魅了し、限られたパイを着実に確保していくのだろう。
背伸びをせず、しっかりと地に足をつけて経営にあたりたいと思う。