計画書をつくる

DMsに新しくジョインしてくれたstaffとのコミュニケーションの一つとしてトップのメッセージ発信は、組織の理解度を高める上で、極めて重要だと再考し、週一ペースくらいで2022年は従業員向けメッセージをここへ残すことを決意した。

2021年と2022年の境界線に近づく中で、改めて、計画の重要性について今日は書いておこうと思う。すごく主観的な考えに立っていると思うが、僕自身は一人一人が成りたい自分というものを持っているのではないかと考えている。だから、そんな成りたい自分に近づくための術について今日は書いておく。

タイトルからお気づきの通り、計画書をつくる、ということ。作る、創る、造る、色々なものを織り交ぜて、つくる。そして、計画ではなく、計画書として紙に落とし込むことが大切だ。

成りたい自分になるために何よりも重要なことは、行動を起こすことである、ということに異論は無いだろう。問題は、この行動を起こすということが思いの外、エネルギーを要し、多くの人は行動しないことや継続することの難しさを僕らは知っている。そこで、計画書が重要なのである。計画書があるから、今日は最低限ここまで歩こう、という小さな小さな実現可能な目標をクリアにし、そういうことを積み重ねた結果、大きな目標に辿り着ける。だから、先ずは一歩を踏み出すための環境に身を置くため、時間をかけてでも計画書をつくることには、その先過ごす長い時間において大きな意味を持つ。計画書無くして夢を実現させようとするのは、地図を持たずに山へ入ったり、羅針盤も用意せずに航海へ出るに等しい。

どこかへ行く道の途中で膝をつくのは、その道の険しさやゴールまでの距離というものを、甘く見積もってしまったり、ゴールを見失うからである。だから、途中で投げ出すことのハードルが低くなる。例えば、ある資格を取得しようと思うのであれば、いつが申込み期間で、いつが試験なのかをスケジュールに落とす。その試験に合格するために必要な知識を会得するには、何ページの参考書を読み、何章にわたる問題集を解き、何問の過去問を為すことで、到達できるのかをイメージする。そして、ようやく計画書に落とし込めるだけのブレイクダウンが完了する。

できれば、この計画書は紙で貼り出しておくのがいい。冷蔵庫のマグネットでもいいし、自身の部屋でも、リビングでも、とにかく目のつきやすい場所。ただし、PCやスマホのディスプレイはたぶんダメだ。紙面を占有するだけのスペースが枯渇していて、自分に投資するためのモチベーションを上げるにはやや物足りないと僕は感じている。何ものにも変えがたい成りたい自分を迎えるための儀式、自身の大切なプライベート空間の1丁目1番地を準備してあげてもいいんじゃないかなと僕は思う。

最後に、仏作って魂入れずになってはいけない。作るのは作業、でも、成りたい自分というのはもっと創造的なことなんじゃないかなと想像する。だから、明るい未来の自分、そこにたどり着いた時に見える自身の視界の広がりをイメージし、自分にメッセージを一言添える。つまり、その先の未来の一片。

100万円貯金するという計画があったなら、その100万円は何のためか?お金を墓場まで持っていくという人はいないだろう。それは、家族旅行かもしれないし、5年間で500万円貯金して、好きな車に乗り換えるのかもしれない。新しく買い替えた車に乗って、彼女と北海道を走って回ったり、日南海岸を走り抜けることをイメージするのも良いだろう。大事なことは、その先にあるワクワクするイメージの香りを残しておくこと。

2022年をどう過ごすか。従業員諸君には、ぜひ実りある年にして欲しいと切に願う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です