失敗

この1週間は失敗の連続でした。何の話かと言うと1ヶ月前に勉強し始めたPower automate desktop (PAD)の実務転用の話。多くの仕事では80点あれば、そこそこの仕事になります。例えば、僕がこれまでやってきた営業職というのは、優劣あれど、少々の過ちは許されます。それは当然結果に現れるわけで、例えば10人の潜在顧客がいたとして、優秀な人は8人を自身の顧客とし、力不足な営業マンでも2人は顧客とできるかもしれません。経理の仕事であれば税理士さんがサポートしてくれたり、採用の仕事であれば職安の方が求人票を修正してくれることもあるでしょう。一方で、プログラムというのは100点が求められるから難しいし、それゆえに面白くもある。

僕がプログラムを学び始めたのは、iPhoneアプリの開発からで、Objective-Cを学習中にSwiftに言語が様変わりし、プログラム一年生としては、「おい!」ってなってからプログラムを遠ざけて、頭上を何周もオリオン座が通り過ぎました。そして、次はWebアプリの開発に下心が芽生えPHPの学習を行い、いざ実務にチャレンジし始めたところ、途中でにっちもさっちも行かなくなって挫折。それから数年がまた経って、時代はローコード・ノーコードと呼ばれる時代へ。今度こそと一念発起してPADにtry。

昨年暮れに読んだ本の中でこんなくだりがありました。

日本ではPDCAサイクルをフレームワークとする考え方があるが、中国ではTECAサイクルとする考え方がある。

Tは、Try。Eは、Error。「とりあえず、やってみる」の精神というのが何とも中国らしいと関心したものです。そして、キチンとErrorが当然のように織り込まれていること。失敗は恥ではないのです。

先週末、第二種電気工事士2021年度下期技能試験の結果が公表され、無事にパスしたことをWebで確認しました。参考書を読み始めた頃はなかなか頭に入らず、問題集を解いては、頭に入れたはずのことが抜けている自分に嫌気がさしました。それでもめげずに、問題を解き、間違えを確認して、参考書を読み返し、筆記試験は自己採点92点と、それなりの結果があったと振り返ります。

今やっていることも、全く同じ。1日とか1週間やそこらで身につく技能であれば、こんな楽な話はありません。過去の営業職においても、やはり1年目よりは2年目、2年目よりは3年目。マネージャー職も同様で、失敗の連続でした。でも、今はどれも多くの人より上手くそつなくこなせるようになりました。共通して言えることは、自らの不足を確認し、嘆くこと。そして、その不足を補うように努力し続けること。Errorは計画に織り込まれていると考えれば、Errorは怖くありません。

そして、今日も多くの失敗をしました。でも、昨日よりはほんの少しだけ進みました。今日も学びがあったことに喜びを感じ、自身の成長を実感しています。今日で2022年の最初の月が終了しましたが、この1ヶ月を振り返れば、良いスタートが切れたように思います。2月もこの調子で仕事と自己研鑽の好循環軌道を紡ぎ、一歩でも社会を前へ進められるよう精進していきたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です